映画 ボヘミアン・ラプソディを26倍楽しむ方法を解説!【祝地上波金曜ロードショー】

映画 ボヘミアン・ラプソディ

 

ついに、6月4日に日本テレビ金曜ロードショーにてボヘミアン・ラプソディが地上波初放送されます。

45分拡大放送で本編ノーカットと言うことで、リモートで応援上映ができるチャンスです!

今回は、ボヘミアン・ラプソディを楽しむためのポイントを解説したいと思います。

 

 

ボヘミアンラプソディー

 

よりボヘミアン・ラプソディを楽しむためには登場曲を抑える!

 

ボヘミアン・ラプソディを更に楽しむためには、登場曲を理解するとより楽しめます。

26倍楽しむと言ったのは、本編で登場する曲が26曲あるからです。

イギリスのバンドロックバンドQUEENのボーカルフレディー・マーキュリーの伝記的な映画でほぼ時系列順で曲が劇中で流れます。

しかも、曲がフレディー・マーキュリーの心情やバンドの状況に対応した作りになっています。

なので、映画をより楽しむためには登場曲を理解することでより楽しめるという事です。

 

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ボヘミアンラプソディーのあらすじ

 

 言わずとしれたイギリスのロックバンドQUEENのボーカル、フレディー・マーキュリーの物語。

 バンド結成から伝説のチャリティイベント、ライブ・エイドまでを描いた作品。

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ボヘミアンラプソディーのスタッフ、キャスト

いろいろな問題がありましたがクレジット上の監督は「ユージュアル・サスペクツ」のブライアン・シンガー

 

出演

フレディー・マーキュリー役にラミ・マレック

ブライアン・メイ役にグウィリム・リー

ロジャー・テイラー役にベン・ハーディ

ジョン・ディーコン役にジョゼフ・マゼロ

 

皆、本家にそっくりで特にブライアン・メイ役のグウィリム・リーが一番似ています。

 

 

ボヘミアンラプソディーの登場曲

 

それでは1曲づつボヘミアン・ラプソディの登場曲を見ていきましょう!

 

1曲目 20th Century Fox Fanfare

本編が始まる前の20世紀フォックスファンファーレはなんと、ブライアン・メイロジャー・テイラーによるもので独得のレッド・スペシャルのギターがカッコいいです!

果たして金曜ロードショーでこの部分が流れるかは不明ですが、ノーカットならここも流してほしい!

 

2曲目 Somebody To Love(邦題:愛にすべてを)

アバンタイトルライブ・エイド当日の朝から始まり、寝起きから出発、ライブ会場に到着までこの歌がバックに流れます。

 

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Can anybody find me somebody to love

誰か 僕に愛する人を見つけてくれ

Each morning I get up I die a little

毎朝起きると 少しづつ死に近づく

Can barely stand on my feet

やっと独り立ちしたのに

Take a look in the mirror and cry

鏡を見て泣くんだ

Lord what you're doing to me

主よ どうしてこんな仕打ちを

 

これからの主人公の行く末を暗示するかのような歌詞です。

物語のラストでもライブ・エイドの会場に向かうシーンで流れます。

愛を懇願する哀愁の歌に聞こえるか真の愛にたどり着く希望の歌に聞こえるかは映画を見て感じてほしいです。

 

3曲目 Doing All Right

クイーンの前身バンドである「スマイル」時代にブライアン・メイとスマイルのボーカルを務めていたティム・スタッフェルが制作した曲です。

劇中で流れる曲の演奏は実際にティムをボーカル・ベースに迎え、ブライアン・メイロジャー・テイラーの3人で新たにレコーディングされた音源が使用されました。

当時のメンバーでの新録音源が聞けるのは何気にすごいです。

 

ちなみに、ティム・スタッフェルはバンド引退後機関車トーマスの模型技師になっています。

 

4曲目 Keep Yourself Alive(邦題:炎のロックンロール)

 

ジョン・ディーコンをベースに迎えての完全なQUEENのメンバーでのライブで演奏されます。

「生き抜け」「生き残れ」とこれからスターダムにのし上がっていく彼らの力強さが出ています。

 

実際にQUEENの初期のライブでよく演奏されていた曲です。

 

5曲目 Seven Seas of Rhye(邦題:輝ける7つの海)

 

全英初チャートに登場した曲になります。

サントラには未収録なのが惜しいです。

劇中でしっかり味わってください。

 

6曲目 Killer Queen

 

BBCでの口パク演奏シーンは実際の放送そのままです。

実際の映像はPVにもなっていますのでYou Tubeでも視聴可能です。

舞台裏が描かれているのも注目です。

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7曲目 Fat Bottomed Girls

そのまんまお尻の大きな女性に惹かれるという歌。

アメリカツアーの一幕でこの曲が流れます。

モテモテだった彼らのプライベートが思い浮かびます。

 

 

8曲目 I'm in Love with My Car

ロジャー・テイラーがコーヒーマシーンを投げようとして、

「not the coffee machine!」

と、ブライアン・メイとジョン・ディーコンに止められるシーンで言い合いの原因となった曲です。

 

ボヘミアン・ラプソディカップリング曲で

昨年の「QUEEN + ADAM LAMBERT THE RHAPSODY TOUR」でも演奏されていました。

車好きのロジャー・テイラーならではの曲です。

 

9曲目 You're My Best Friend

デーコン作で奥さんのことを歌った曲です。

劇中でレイフォスターとボヘミアン・ラプソディのリリースで言い争う場面で、レイがキャッチーだと評価した曲です。

現実では後にシングルカットもされています。

 

11曲目 Bohemian Rhapsody

ついに来ました。表題曲です。

劇中ではレコーディングでの苦悩がメインで描かれていました。

オペラパートの多重録音は200回重ね取りしてテープがすり減り透けて見えるほどだったという逸話があります。

 

 

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12曲目 Now I'm Here

I'm just a, just a new man!

(たった今僕は生まれ変わった!)

 

ボヘミアン・ラプソディを完成させバンドとして一皮むけたQUEEN

世界を飛び回りその名を轟かせます。

ブライアン・メイ作詞作曲でアメリカツアーの出来事がモチーフになっています。

 

13曲目 Crazy Little Thing Called Love

エルビス・プレスリーをオマージュした作品

フレディーが唯一ギターを曲でもあります。

ちなみにフレディーはギターがそんなに得意ではないそうですが、よくライブでも演奏している曲です。

 

14曲目 Love Of My Life

メアリーに向けて作られた楽曲そして、破局を歌った曲でもあります。

ライブでは観客全員で歌うお決まりの曲でもあります。

劇中のライブは1985年のブラジルでの「ロック・イン・リオ」の再現です。

 

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15曲目 We Will Rock You

QUEENを知らなくてもこの曲は知っている人も多いのではないでしょうか?

劇中同様ブライアン作で足踏みの録音は元教会のスタジオで録音されたそうです。

ちなみに、この曲のpvはロジャー・テイラーの自宅の庭で撮影されました。

 

 

16曲目 Another One Bites The Dust

ディーコン作で邦題は地獄へ道づれ

怪しげなクラブの映像のバックにこの曲が流れていました。

ポールと親しくするフレディが破滅に道連れになるという意味でしょうか?

歌自体は復讐の歌です。映画的にはどちらの目線なのでしょうか?

 

17曲目 I Want To Break Free

こちらもディーコン作です。当時、圧政化に苦しんでいた人々に支持された自由賛歌の歌です。特に南米で人気でした。

PVの女装は顰蹙を買っていたみたいです。ですがジェンダーフリーの現在だとピッタリの表現だと思います。

当時では早すぎた表現だったのです。

 

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18曲目 Under Pressure

デビッド・ボウイとの共作です。

重圧に押しつぶされそうになりながらそれを背負い生きていく力強い歌詞です。

ポールのもとを去るフレディのバックにこの曲が流れます。

 

19曲目 Who Wants To Live Forever

エイズを宣告される病院でのシーンで流れます。

「永遠に生きたいと思うか?」

「僕らにチャンスはない」

だから今を生きるんだと

 

メンバーに真実を告げるシーンで涙した方も多いのではないでしょうか?

 

20曲目 Bohemian Rhapsody (Live Aid)

2度目のボヘミアン・ラプソディです。

ただ今回は今までのフレディの人生が詰まった曲に聞こえてきます。

 

フレディは歌はリスナーのものだと、歌の解説をすることはありませんでした。

ですが、実家で両親がテレビでライブの中継を見るカットが挟まれ、この歌の映画なりの解釈がなされます。

 

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21曲目 Radio Ga Ga (Live Aid)

観客が歌に合わせて手を挙げるシーンが印象的でした。

 

ラジオの時代は終わった。だけど、今でもラジオは終わっていないんだ!

 

バンドとして停滞した時期もあったけど、会場の一体感は人気を確固たるものにしたようにも見えました。

 

22曲目 Ay-Oh (Live Aid)

フレディーと観客のコールアンドレスポンスです。

応援上映でも一番楽しいシーンでした。

みなさんもテレビの前で

「エーーオ!」

 

 

23曲目 Hammer To Fall (Live Aid)

どんな人間の上にもハンマーは振り落とされる

ならば、ルールに従いゲームに参加しろ!

 

行動しろ!考えるんだ!

 

そういったメッセージを感じます。

 

24曲目 We Are The Champions (Live Aid)

ライブの最後はWe Will Rock YouWe Are The Champions→God Save the Queenが定番でした。

この曲を演奏するということはもうライブは終わりということです。

 

ボロボロになりながらも俺たちは進み続け、戦い続けた。

俺たちはチャンピオンだ!敗者に構う暇はない

なぜなら俺たちは世界のチャンピオンだから!

 

劇場公開時はよく「胸アツ」なんて表現がされていましたが、

まさしく胸熱展開です!

 

25曲目 Don't Stop Me Now

We Are The Championsがフェードアウトしていく中、スタッフロールでDon't Stop Me Nowが流れます。

しかも本人映像とともに!

まだまだ終わらないぜと言わんばかりにQUEEN伝説は今もなお続きます。

 

ちなみにこの曲は科学的に見て最も人を元気にさせる曲だそうです。

 

 

26曲目 The Show Must Go On

 

「ショーを続けなければならない」

フレディー・マーキュリー最後のシングル曲になります。

最高のパフォーマーとしてあり続けた男の最後の曲です。

映画の締めくくりに相応しい曲ではないでしょうか?

 

 

最後に

 

皆さんいかがだったでしょうか?

この映画はQUEENの楽曲に対するリスペクトがものすごく伝わります。

そういったこともファンに受け入れられた最大の要因なのではと思います。

 

ボヘミアン・ラプソディをもう見た方も楽曲を知れば2度目の視聴はまた違って楽しめるはずです。

コロナ禍でしばらくは応援上映など行うことができませんが、同時に多くの人と視聴できるボヘミアンラプソディーの地上波放送はまさしくクイーンのライブそのものにもなりえるのではないかと思います。

みんなで6月4日を楽しみに待ちましょう!

 

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