はじめに
2020年6月にあおり運転を厳罰化するために妨害運転罪が創設されました。これにより、違反1回で免許取消となり、最長5年懲役刑や罰金など厳しい罰則が科されます。
ここまで厳しい刑が下れるのに今でもあおり運転は後を絶ちません。
先日も千葉での有料道路での事件がニュースになっていましたがこれだけスマホやドラレコが普及している現代でよくやるよなと呆れてしまいます。
有料道路で“横向き停車” 進路妨害「すごいあおり運転」…“偽造ナンバー”不正車か(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
今回紹介する映画「アオラレ」はタイトルの通りあおり運転がテーマの映画となっております。
日本のあおり運転とはスケールの違う恐怖のノンストップサイコスリラーです。
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アオラレ
2020年製作/90分/PG12/アメリカ
原題:Unhinged
あらすじ
寝坊してあわてて息子を学校へ送りながら職場へと向かう美容師のレイチェル。車を運転する彼女は信号待ちで止まるが、信号が青になっても前の車は一向に発進しようとしない。クラクションを鳴らしても動じないため、レイチェルは車を追い越すが、つけてきた男から「運転マナーがなっていない」と注意されてしまう。謝罪を求める男を拒絶し、息子を無事に学校に送り届けたレイチェルだったが、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。レイチェルは店員から男があおり運転の常習犯であることを警告され……。素性不明の恐怖のあおり運転常習犯をクロウが怪演。被害者となるレイチェルを、「移動都市 モータル・エンジン」「否定と肯定」などに出演したカレン・ピストリアスが演じた。監督は「レッド・バレッツ」「幸せでおカネが買えるワケ」のデリック・ボルテ。
キャスト・スタッフ
監督:デリック・ボルテ
製作:リサ・エルジー マーク・ギル
アンドリュー・ガン
脚本:カール・エルスワース
出演:ラッセル・クロウ
カレン・ピストリアス
ガブリエル・ベイトマン
ジミ・シンプソン
アオラレ 感想・考察 この映画の裏テーマは?
あおり運転で思い出す映画はスティーヴン・スピルバーグ監督の「激突!」ではないでしょうか?
あおり運転を受け、最終的には犯人と決闘するというプロットは変わらないのですが「アオラレ」は上手く現代版にアップデートされています。
重要なアイテムとしてスマートフォンがうまく利用されます。というか、このスマホが被害者を絶望の底へ落とす最悪のアイテムと化してしまいます。
スマホは必ずロックをかけましょう
ガソリンスタンドに給油をしに訪れた際に、ラッセルクロウにレイチェルはラッセル・クロウにスマホを盗まれてしまいます。
(ラッセルクロウ演じる男に役名はなくだたの”男”とだけ表記されているので分かりやすくラッセルクロウと記事では表記しますねw)
鍵もかけずに車を離れ、なおかつ貴重品であるスマホを車内に残したまま車を離れるという不用心さにイライラしますがこれが絶望の始まりでした。
レイチェルの家族構成、仕事、預金残高など生活のすべてを人質に取られてしまいます。
2018年の日本映画で「スマホを落としただけなのに」という映画がありましたが、 スマホは必ずロックを掛け落とさないようにしたいですね。
拾ってくれる人が必ず親切な人とは限りませんから・・・
レイチェルはADHD?
寝坊したがために重要なクライアントの仕事を失ってしまったレイチェル。渋滞に巻き込まれイライラの先にラッセルクロウと出会ってしまいます。
信号でなかなか発信しないラッセルクロウが運転するピックアップにクラクションを鳴らし追い抜くのですが、次の信号待ちで追い越され謝罪を求められるのですが、レイチェルも譲らず言い合いになります。あの時謝ってやり過ごしていればあんなとこにならなかったのに・・・
ラッセルクロウ演じる男も安定剤みたいな薬を常飲していて、多くは語られないですが、離婚し仕事を失いかなり精神を病んでいるようでした。じゃなきゃあんな異常行動おこさないでしょう。
しかし、被害者側であるレイチェルも他人ごとではないようです。
寝坊したり、スマホをどこに置いたか覚えてなかったり、感情的になったりとあてはなる事がいくつかあります。
憶測でしかないですが、離婚の理由も彼女にあるのかもしれません。
観ていて正直レイチェルの方にイライラしてしまうのがかなりストレスでした。
なぜすぐ警察を呼ばないのかとかやりようはいくらでもあったろうに自分ならどうすると考えながら観るとさらにイライラが増していきます。
もちろん、それは個性としてとらえ周りの人は支えていくようにしないといけないのですが、やはりそれを理解してくれる人ばかりではないのが現実です。
アバンタイトルで画面が切れて左右にズレていくカットが社会問題を映し出しながら連続するのですが、この映画はあおり運転の恐怖というスリラーの裏で 社会のズレや格差を描きたかったのではないかと思います。
この映画の裏テーマは社会格差
このような最悪の事態になってしまうのは社会のズレが原因なのではないでしょうか?
ミスや過ち、渋滞も容認できるような心の余裕があればあおり運転なんで起きないのでしょう。
さらに言うと、貧富の差や教育、医療、宗教などの差から生じる軋轢が問題を起こさせるのです。
ですが一般庶民が社会格差をなくすために取り組めることは政治に頼るしか有効な方法がないように思いますが、個人個人がストレスフリーな生活を心がけるのが重要なのではないでしょうか?
あおり運転の対処法 おススメのドライブレコーダーはコレ
最後に、もしあおり運転を受けたらどうしたらいいのでしょうか?
それは即座に110番通報するです。
そして窓、鍵を閉め絶対に車外に出ない事です。
無駄な挑発はせず警察の到着を待つのが一番の安全策です。
そして、ドライブレコーダーがあればさらに対策としては完璧です。
状況や車種、ナンバーが記録され証拠を確実に残すことができます。
では、どのようなドライブレコーダーがおススメなのでしょうか?
ずばり 2カメラ前後型のドライブレコーダーです。
前方1カメラでは後方が録画できないですし、360度カメラなるものもありますが、車内から後方を写すので後続車のナンバーまではとらえることが難しいためです。
そこでオススメはこちら↓
いざというとに録画されていないようではけないので、できれば国産のドラレコがおススメです。
ケンウッドは機能や価格の面でとてもコスパがいいです。
・HDR搭載で明暗差に強い
・GPS搭載で位置情報、時刻を正確に記録
・Gセンサーで自動イベント録画
・駐車監視録画も可能
まだドラレコをつけていない方はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?
ディーラーや量販店で買うよりネットで購入し持ち込みで取り付けしてもらうほうが安くなるケースが多いのでお得ですよ。
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