はじめに
今回紹介する映画はボクシング映画「BLUE」です。
去年の今頃に公開されて気になっていた本作。ようやく視聴しました。
結果、なぜあの時劇場に観に行かなかったんだと後悔するほど傑作でございました。
ゴールデンウィーク暇を持て余しているのならぜひ本作視聴してみてはいかがでしょうか?
映画「BLUE」
あらすじ
ボクサーの瓜田は誰よりもボクシングを愛しているが、どれだけ努力を重ねても試合に勝てずにいた。一方、瓜田の誘いでボクシングを始めた後輩・小川は才能とセンスに恵まれ、日本チャンピオンに王手をかける。かつて瓜田をボクシングの世界へ導いた初恋の女性・千佳は、今では小川の婚約者だ。強さも恋も、瓜田が望んだものは全て小川に奪われたが、それでも瓜田はひたむきに努力し続ける。しかし、ある出来事をきっかけに、瓜田はこれまで抱えてきた思いを2人の前で吐露し、彼らの関係は変わり始める。
スタッフ・キャスト
監督:吉田恵輔
脚本:吉田恵輔
出演:松山ケンイチ
映画「BLUE」感想・考察 努力は必ず報われるわけではない
2021年4月公開の本作、監督は「ヒメアノ~ル」、「犬猿」の吉田恵輔監督。
監督自身ボクシング歴30年ということでよりリアルなボクシング界が描かれています。
この映画では主に3人の男たちの物語となっています。
努力が報われない瓜田。才能はあるが体調に問題のある小川。ボクシング初心者だがセンスがある楢崎。
よくスポーツを扱った作品だと「努力は報われる」とか安っぽいテーマで描かれがちですがこの作品は残酷にも「努力は必ずしも報われない」ということを描いています。
かなり湿っぽいように聞こえるかもしれませんが、誰よりもボクシングが好きで、練習して、努力して、散っていくその後ろ姿にある種の清々しさを感じるのです。
挫折の後もまだまだ人生は続いていきます。いつまでも青コーナーのボクサーの如く挑戦し続ける人々に贈られた最高の映画でした。
ボクサーが認めるボクサー映画
吉田監督のお話でボクサーから「初めてボクサー側の視点での映画を撮ってくれた」といわれたそうです。
実際、吉田監督自身の経験や瓜田のモデルとなる方も実際にいるそうでよりリアルな視点で描かれています。
また、昼間はおばちゃんのボクササイズが行われていたり、ジムの会長のあの雰囲気だったりもボクシング業界ではあるあるだそうです。
吉田恵輔監督が選ぶボクシング映画は?
ライムスター宇多丸のアフターシックスジャンクションにゲスト出演した際に、ボクシング描写がすごい映画とボクサー役が一番上手かった俳優はという質問に答えていました。
ボクシング描写がすごい映画は「クリードチャンプを継ぐもの」
ワンカットで描いたボクシングシーンが同業者から見ても凄いそうです。
安藤さんの左ボディーブローが特に上手とのこと
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