映画「エルヴィス」レビュー エルヴィスを知らない人にも見てほしい!

エルビス

今回レビューする新作映画は「エルヴィス」です。

ドルビーアトモスのスクリーンで鑑賞してまいりました。

エルヴィスを知らない、聞いたことのないエルヴィス初心者も人にもぜひ見てほしい傑作でした。

ぜひ劇場で感動を味わってほしいです。

 

以下ネタバレなしレビュー↓

 

 

 

 

映画「エルヴィス」


www.youtube.com

2022年製作/159分/G/アメリ
原題:Elvis
配給:ワーナー・ブラザース映画

 

あらすじ

ザ・ビートルズやクイーンなど後に続く多くのアーティストたちに影響を与え、「世界で最も売れたソロアーティスト」としてギネス認定もされているエルビス・プレスリー。腰を小刻みに揺らし、つま先立ちする独特でセクシーなダンスを交えたパフォーマンスでロックを熱唱するエルビスの姿に、女性客を中心とした若者たちは興奮し、小さなライブハウスから始まった熱狂はたちまち全米に広がっていった。しかし、瞬く間にスターとなった一方で、保守的な価値観しか受け入れられなかった時代に、ブラックカルチャーを取り入れたパフォーマンスは世間から非難を浴びてしまう。やがて故郷メンフィスのラスウッド・パークスタジアムでライブを行うことになったエルビスだったが、会場は警察に監視され、強欲なマネージャーのトム・パーカーは、逮捕を恐れてエルビスらしいパフォーマンスを阻止しようとする。それでも自分の心に素直に従ったエルビスのライブはさらなる熱狂を生み、語り継がれるライブのひとつとなるが……。

エルヴィス : 作品情報 - 映画.com

 

スタッフ・キャスト

監督:バズ・ラーマン

製作:バズ・ラーマン

   キャサリン・マーティン

 

出演:オースティン・バトラー

   トム・ハンクス

   オリヴィア・デヨング

 

 

 

映画「エルヴィス」レビュー エルヴィスに興味ないから観ないなんて勿体ないぞ!

エルビス 映画 ドルビーアトモス

エルヴィス・プレスリーといえばど派手なジャンプスーツ姿でラスベガスでショーをするイメージぐらいしかないくらいエルビス・プレスリーのことを深く知らない自分ですが、この映画はとても楽しめました。

エルヴィス・プレスリーを知らない人でも見て損はない傑作です。

 

監督を努めたのはムーラン・ルージュ、華麗なるギャッビーなどのバズ・ラーマンでギラギラで豪華なショービズの世界が上手く表現されていました。

そして、主人公であるエルビスを演じたのはオースティン・バトラーでワンス・アポン・ア・タイムインハリウッドでは乗馬ツアーの案内役のヒッピーで後に事件を起こす重要な役を演じていました。

エルビスのマネージャー役のパーカー大佐を演じるのは言わずとしれたトム・ハンクスでいい人の役のイメージが強いですが、金にがめつい強欲なマネージャーを演じきっていました。

 

初心者でも楽しめる?

 

エルヴィスにはなんの思い入れもない自分ですが、

実在のロックスターを題材にした映画ハズレ無しのジンクスじゃないですか、フレディー・マーキュリーの半生を描いたボヘミアン・ラプソディエルトン・ジョンロケットマンなどどちらも名作で実在スターの伝記映画はハズレ無しと思い観に行きました。

結果このジンクスは間違いじゃなかったです。

 

エルヴィスはボヘミアン・ラプソディロケットマンの二匹目のドジョウを狙っただけの作品でしょみたいな感じで劇場で観るのをスルーしようとしているなら今すぐ見に行ったほうがいいですよ!

 

なんせ、エルヴィスがかっこいい

 

なぜエルヴィスがここまで熱狂的な人気を獲得し、今もなお語り継がれる存在なのかがこの映画を見ればわかります。

彼の生まれはとても貧しく、メンフィスの土地柄から黒人たちのカルチャーの中で育ったというバックボーンを知ることで彼が以下にブルースやR&Bを大切にしていたのかということがわかります。

ショービズにより作られた虚構のスターのようにも見えますが、彼の心の中にはしっかりブルースのソウルがあり、だからカッコいいのだということが分かりました。

この感動はぜひ劇場で味わっていただきたいです。

 

約2時間40分という時間は決して長くはなく、後半はお尻が痛かったですが(笑)エルヴィスの生い立ちから晩年までを描くために必要な時間だと感じました。

また、飽きずに見れるというのもバズ・ラーマンの編集の凄さもあるのでしょう。

 

ボヘミアン・ラプソディとの違い

 

この映画、マネージャーであるパーカー大佐の目線で描かれているため、ドキュメンタリーを見ているかのような感覚になります。この点はフレディーの主観で描かれたボヘミアン・ラプソディとの違いですね。

エルヴィスを客観視することで当時の観客の心情が見えるようでとてもいい効果だと思いました。

映画の中で、エルヴィスのパフォーマンスで腰を振るなんて言語道断で指一本動かさずに歌えと警官がいつでも逮捕できる状態でライブするシーンがあるのですが、観客のようにいつものエルヴィスを見せてくれ!と期待してしまう感覚が見ながら味わえたのは最良の映画体験でしたね。

 

実際のエルヴィスと似てるのか?

 

映画を見終わったと実際のエルヴィスのライブが見たくなります。

今はいい時代でYouTubeに公式、非公式といくつもの当時の映像を見ることができます。

映画に登場するパフォーマンスの実際の映像なんかも見れるので探してみてほしいのですが、

なんせオースティンバトラーのエルヴィスの完成度が高いことに驚きます。

往年のエルヴィスファンもうなるほどしぐさやしゃべり方など完璧だそうです。

 

youtubeで「エルヴィス カムバックライブ」や「エルヴィス アンチェンインドメロディ」なんかで検索すると映画まんまの実際の映像が見れるので鑑賞後に観ることをおススメします。

 

観るなら早めがいいかもしれない

 

私が住む地方でも上映館数も限られてお気に入りの映画館ではやっていなかったのですが、聞くところによると7月1日は新作映画の公開ラッシュで、トイストーリーのスピンオフで「バズ・ライトイヤー」や、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「リコリス・ピザ」さらに8日からはマーベルスタジオの「ソー:ラブ&サンダー」など夏休みに向けて多くの新作映画が公開されています。

なので上映期間が短くなってしまうのは致し方なさそうなのです。

この名作を見逃さないためにもお早めに映画館へ!

 

 

エルヴィスに興味が湧いたら観ておきたいライブ作品

映画にも登場したエルヴィス・プレスリーがラスベガスで行ったライブステージです。

 

 

 

 

 

ザ・クロマニヨンズのシングル「エルビス(仮)」もこの映画を観た後で聞くと感じ方が違うんですよね。面白い!

 

 

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