映画「フルモンティ」は1,997年イギリスの映画です。
監督は「シング・ア・ソング!笑顔を咲かす歌声」のピーター・カッタネオで、失業中の男たちが一発逆転のために考えた策は男のストリップショーだった!
2000年にはブロードウェイでミュージカル化され、ミュージカルの賞であるトニー賞にもノミネートされた。傑作コメディです。
この映画観ていない方で誤解しないでほしいのは、決して卑猥な話にはならないので、耐性のない方でも楽しく見れます。
今回は、作品のレビューと題名である「フルモンティ」の意味について解説します。
フルモンティ(1997年)
1997年製作/93分/イギリス
原題:The Full Monty
配給:20世紀フォックス映画
あらすじ
イギリス北部の街シェフィールドはかつて鉄鋼業で栄えていたが、現在は不況のあおりを受け失業者で溢れかえっていた。その中の1人であるガズは、養育費を払えず元妻に息子を奪われそうになっている。そんなある日、男性ストリップショーで熱狂する女性たちを目撃した彼は、自分もストリップでひと儲けしようと思いつく。一癖も二癖もある寄せ集めのメンバーたちとともに、猛特訓を開始するガズだったが……。
スタッフ・キャスト
監督:ピーター・カッタネオ
製作:ウベルト・パゾリーニ
脚本:サイモン・ボーファイ
出演:ロバート・カーライル
スティーヴ・ヒューイソン
ポール・バーバー
ヒューゴ・スピアー
フルモンティ レビュー解説
映画フルモンティは一歩を踏み出せない人々に勇気を与える一作です。
かつては鉄鋼業で栄えたシェフィールドという街に暮らす失業者が主人公で、それぞれが悩みを抱えているという点がポイント。
離婚して親権を失いそうな主人公。かつての自信を失い妻とベッドでも上手くいかない男。失業したことを半年も隠している元上司。自殺未遂の男など、様々な背景を持った男たち6人が人生を変えるために男のストリップショーを行い一発逆転を目指します。
中年の危機に陥った男たちが奮起する様はきっと観た者の背中を押してくれます。
裸になって何もかもさらけ出せるくらい自分を出すことができたら人生がもっと楽しくなるはずです。
そんなテーマを普通に描いたらつまらない映画になったはずですが、ストリップという間抜けな発想が突き抜けていて、笑えて楽しい映画となっています。
ぜひ何かに悩んでいたり落ち込んでいるときこの映画を観て元気を出してみてはいかがですか?
フルモンティの意味・スラングを解説
フルモンティとはイギリスのスラングで「素っ裸」という意味です。
由来は様々あるそうで、
モンティさんが営む仕立て屋でスリーピース(ジャケット+パンツ+ベスト)とスペアパンツを注文する「go for the full monty」から完全な様をフルモンティと呼んだ説があります。
丸ごと全部取っ払うという文脈から素っ裸というスラングになったそうです。
イギリスの陸軍人、バーナード・モントゴメリーの渾名であるモンティからできた説もあります。
彼は十分な軍備を整えた上で作戦行動に移ることを基本方針としていたとこから「フルモンティ」と呼ばれたところから生まれたという説です。
どちらも完全な状態を表す言葉から来ていることが共通していますね。
ちなみに、アメリカ公開時は英国英語のスラングセリフをまとめたリーフレットが劇場で配られていたそうですよ。
みなさん、ここまで読んでいただきありがとうございます。
この映画を観ていた思ったのは、主人公のガズ演じるロバート・カーライルがクロアチアのサッカー選手のルカ・モドリッチに見えてしまうと言う事。
そして、ガズの相棒のデイヴ演じるマーク・アディがディスカバリーチャンネルの「名車再生!クラシックカー・ディーラーズ」のマイク・ブルーワーに見えてしまうと言う事です。
かなり似ていると思うんですけど皆さんはどう思いますか?
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