【映画】RUSH/ラッシュ プライドと友情 レビュー解説 事実との違いは?ニュルブルクリンクってどんなサーキット?

皆さんF1には興味ありますか?

F1といえば2022年10月9日に三重県鈴鹿サーキットで日本GPが開催されます。

3年ぶりの日本開催ということでチケットも即完売という売れ行きで全国のF1ファン大注目の一戦となっています。

そして、注目すべきはアルファタウリの角田裕毅選手で小林可夢偉選手以来7年ぶりの日本人ドライバーです。

つい先日、来季も続投という嬉しいニュースがありました。これで思う存分母国でのレースに挑めるということで、ぜひいい成績を残してほしいですね。

 

そんな中今回紹介する映画は、

「RUSH/ラッシュ プライドと友情」です。

実際のF1ドライバーニキ・ラウダジェームス・ハントの物語となっています。

 

 

 

 

 

RUSH/ラッシュ プライドと友情

ラッシュ

2013年製作/123分/PG12/アメリカ・ドイツ・イギリス合作
原題:Rush
配給:ギャガ

 


 

あらすじ

76年のF1チャンピオンシップで、フェラーリのドライバーとして快調なレースを続けていたラウダは、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催された第11戦ドイツGPで大事故に見舞われる。奇跡的に6週間で復帰を果たしたラウダだったが、ライバルでもあるマクラーレンのハントにポイント差をつめられてしまう。チャンピオンシップを競う2人の決選は、富士スピードウェイで行われる日本での最終戦に持ち越されるが……。

ラッシュ プライドと友情 : 作品情報 - 映画.com

 

スタッフ・キャスト

監督:ロン・ハワード

脚本:ピーター・モーガン

撮影:アンソニー・ドッド・マントル

 

出演:クリス・ヘムズワース

           ダニエル・ブリュール

           オリヴィア・ワイルド

           アレクサンドラ・マリア・ララ

           ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ

 

 

 

RUSH/ラッシュ プライドと友情 レビュー解説考察

間違いなくF1ファンやモータースポーツファンはこの映画を観て高く評価するでしょうが、二人の男が命を懸けたレースに挑む様はファンのみならず観た人の心を熱くするでしょう。

 

監督は「ビューティフルマインド」「ダヴィンチコードシリーズ」のロン・ハワード監督で、ジェームス・ハント役に「マイティーソー」のソーでお馴染みのクリス・ヘムスワースニキ・ラウダ役に「シビルウォー」「キングスマン:ファーストエージェント」のダニエル・ブリュールが出演しております。

 

舞台となる1970年代当時のF1はとても危険なレースで死亡事故が多く起きていました。

文字通り死と隣り合わせの危険なレースの中お互いのプライドがぶつかり合うのです。

これで熱くならなくていつ熱くなるのか!

 

対照的な二人が物語を熱くする

 

ジェームス・ハントニキ・ラウダはどちらも天才的なドライバーでしたが、性格は対照的でした。

本能のまま野性味あふれるのがハントなら、ニキは冷静で論理的な走りをしました。

常にレースでは1、2位を争う二人でまるで2021年のマックス・フェルスタッペンルイス・ハミルトンのようです。

 

ハントもニキも互いに罵倒しあうのですが、このバチバチの関係のなか二人にしか理解できない友情が育まれるのです。

 

迫力のレースシーン

 

実際のフォーミュラマシンを使用したレースシーンは迫力満点です。

個人収集家が所有する1976年シーズンのフォーミュラマシンが実際に登場し、歴史資料としても十分に価値のある映画になっているのではないでしょうか?

 

 

運命を分けたクラッシュ

 

ニキ・ラウダ ニュル

参照:ニキ・ラウダ - Wikipedia

ニュルブルクリンクでの決勝、続く雨によりレース開催の中止を呼び掛けるニキ・ラウダですが多数決により開催が決定します。

そしてこのレースでニキはクラッシュしてしまいます。

大火傷を負ったニキは奇跡的に生還するのですが、そこに待ち受けていたのは地獄のようなリハビリだったのです。

このリハビリの様子が実に痛々しく観ているこちらも力んでしまうほどでした。

肺の中を洗浄するために麻酔無で口から太いパイプを指し不純物を吸引するという治療をおこなシーンは壮絶でしたね。

 

最後日本GPというのが熱い

そんな歴史的なシーズンを描いた本作のラストが日本グランプリというのも日本人にとっては熱い展開となっています。

富士スピードウェイで行われた決勝戦、またしても大雨なのですが開催されることとなります。

史実であるのでネタバレにはならないと思うのですが、まだ観ていない方はぜひこの日本グランプリがどのような結果になったのか?76年のシーズン優勝者は誰だったのか?

是非映画を観て確認してみてください。

 

ニュルブルクリンクとは

ニュルブルクリンク(Nürburgring)とはドイツのニュルブルクにあるサーキットで世界一過酷なサーキットと言われています。

レースゲームのグランツーリスモで走ったことのある方ならその意味が分かると思いますが、過酷なのは北コースと呼ばれる区間なのですが、世界一過酷なサーキットかというと・・・

 

ニュルブルクリンク北コース

参照:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Circuit_N%C3%BCrburgring-2002-vs-1927.svg



「僕が考えた最強のサーキット」みたいな形をしていてワクワクしますよね。

 

中でもカルーセルというニューハーフみたいな名前のコーナーがあるのですが、これがまた面白いコーナーで、もともと排水溝だった部分をコンクリートで埋めたヘアピンコーナーになっています。

イメージしにくいと思いますので動画をどうぞ

www.youtube.com

サムネのスバルGRBがカッコいいですが、カルーセル回転木馬)というだけあります。

通常もっと減速しないと曲がり切れないコーナーもバンクが付くことによって速度を維持したまま走ることができるのです。

その昔、イニシャルDの藤原拓海みたいなレーサーが溝落としをして走行したことをきっかけにコンクリートで舗装されこのようなコーナーになったそうです。

映画内にもこのコーナーが登場するので要チェックです。

 

さてこの北コースですがF1のサーキットとして利用されていたのは1976年まで

そう、ニキ・ラウダのクラッシュを機に北コースでのF1開催はなくなりました。

現在ではGPコースと呼ばれる1984年に建設されたサーキットがF1グランプリで使用されています。

 

事実との違いは

映画を鑑賞したニキ・ラウダは「私がそれを初めて見たときに感動した。ハリウッド的な変更はなく、非常に正確だ。そして、非常に明らかに私を本当に驚かせた」とインタビューで語っています。

本人がそう言っているのであればほぼ間違いないのでしょう。

エンツォ・フェラーリの前でマシンを酷評したエピソードも事実だそうです。

 

ですが、ジェームス・ハントニキ・ラウダはF3時代から友人関係にあり仲が良かったそうです。

映画を盛り上げるための脚色としてその部分は省かれていましたが、F3時代から面識があったことは映画内でも描かれていましたね。

 

ニキのクラッシュの原因は定かではないのですが現在ではリアサスペンションの故障説が濃厚とされています。

映画内でのニュルのシーンではサスペンションの異常を示すかのようにサスペンションを写したカットが何度もレース中に出てきます。

 

 

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【映画】マネーボール レビュー解説・考察 野球に興味がなくても観てほしい一作

今回紹介する映画はブラットピット主演のマネーボールです。

弱小球団だったアスレチックスを常勝球団にのし上げた実在するゼネラルマネージャーのお話です。

全くと言っていいほど野球には疎い私ですが、ものすごく楽しめ、感動した作品でしたので皆様にもご紹介したいと思います。

 

野球を知らない方でも楽しめるように用語解説も用意したので視聴の前に一読くださいね。

映画「マネー・ショート華麗なる大逆転」レビュー・解説考察 金融知識がなくても見てほいた方がいい一作 - ウィルのおいしい生活ブログ

 

 

 

 

マネーボール

マネーボール

2011年製作/133分/G/アメリ
原題:Moneyball
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


www.youtube.com

 

あらすじ

メジャーリーグオークランド・アスレチックス」のGM(ゼネラルマネージャー)、ビリー・ビーンの半生を、ブラッド・ピット主演で映画化。全米約30球団の中でも下から数えたほうが早いといわれた弱小球団のアスレチックスを独自の「マネー・ボール理論」により改革し、常勝球団に育てあげたビーンの苦悩と栄光のドラマを描く。

マネーボール : 作品情報 - 映画.com

 

スタッフ・キャスト

監督:ベネット・ミラー

製作:マイケル・デ・ルカ

   レイチェル・ホロビッツ

   ブラッド・ピット

製作総指揮:スコット・ルーディン

      アンドリュー・カーシュ

      シドニー・キンメル

      マーク・バクシ

原作:マイケル・ルイス

 

出演:ブラッド・ピット

   ジョナ・ヒル

   フィリップ・シーモア・ホフマン

   ロビン・ライト

   クリス・プラット

 

 

 

マネーボール レビュー 解説考察

普段はプロ野球も観ずニュースで見るくらいの感じなのですが、

以前記事で紹介した「マネーショート」の原作で「世紀の空売り」の著者マイケル・ルイスの本で「マネーボール」というのがあり、映画「マネーショート」も面白かったし、ブラピも出ているしと気になりだし鑑賞しました。

映画「マネー・ショート華麗なる大逆転」レビュー・解説考察 金融知識がなくても見てほいた方がいい一作 - ウィルのおいしい生活ブログ

 

監督は「カポーティ」のベネット・ミラーでドキュメンタリーや実話が得意な監督ですね。

そして主演は「マネーショート」にも出演していたブラッド・ピット。前回記事の「ブレット・トレイン」に続いてとのことでなんか最近ブラピの映画をよく見ているような。

ブレット・トレイン レビュー 解説考察 レディバグに込められた意味 - ウィルのおいしい生活ブログ

 

物語の舞台となるのは2001年のカリフォルニア州オークランドに本拠地を置くプロ野球チームのアスレチックス。

アメリカンリーグ発足時から存在する歴史ある球団は1990年以降主力選手の放出や資金面で低迷していたチームをセイバーメトリックスを使ったドラフト戦略で連勝し強豪への復活を果たしたという実話となっています。

この映画何がいいかというと、

 

男が迷い苦しみながらも信念を貫くという姿にとても心打たれるのです。

古参のスカウトマンや監督と意見がぶつかり、これで負けたら職を失うかもしれないという背水の陣での戦いが熱いのです。

 

また、野球選手目線ではなく裏方のGMが主人公というのが心打たれるのだと思います。

アスリート目線はアスリートにしかわからなそうですが、この野球映画はサラリーマン視点で鑑賞できるのでいいのだと思います。

働いていたらこんな軋轢を感じたことがあるはずだからです。

 

野球の試合も映りますが、ほかのチームとのトレード交渉シーンが熱いんですよね。

会議室や応接室での面と向かった交渉シーンもいいのですが、電話で相手の表情が見えない中での交渉シーンもスリリングでとても良いんですよね。

 

困り顔のブラピがいい

 

ブラピの顔といえば下がり眉毛で困った表情がとても良い俳優だと思います。

「ブレット・トレイン」の運のない殺し屋役もはまっていたと思います。

交渉はキレッキレのブラピですが裏ではこれで失敗したらどうしようと弱気になってしまうのです。この時のブラピのナイーブな感じがいいんですよね。

 

特に一人で車を運転しているシーンがいいんですよね。

迷える感じがよく出ています。

この運転シーンは何度も劇中で出てくるのですが、悲しいときと嬉しいときの感じを運転だけで演じているのが面白いです。

 

娘の歌が泣かせる

 

娘が歌うThe Showって曲が滅茶苦茶いい歌なんですよ。

楽器店でアコギで弾き語るんですけど、まさしく今のブラピの状況を歌っていて、かつ励ます歌なんですね。

その時の娘の表情もいいんです。ただ聞けば恋の悩みの歌なんですが、父の異変に気付いた娘が元気づけるためにこの曲を歌ったんじゃないかと思うのです。

それぐらい子供って理解しているものじゃないですか


www.youtube.com

オーストラリアのシンガーソングライター、レンカの楽曲です。

 

そして、この歌は映画ラスト車を運転中のシーンでも流れるんですよね。

このシーンがこれぞ映画といった最高のシーンとなっています。

カメラワークとブラピの表情とこれを観るための映画だったんじゃないかと思わせるぐらい持ってかれたシーンでした。

 

是非気になった方は実際に鑑賞してみてください。

おすすめです!

 

なぜビリーは試合を観ないのか

映画中ビリーは試合を観ずに筋トレしたりと状況をメールで把握するだけなのですが、これには意味があります。

実際のビリー・ビーンはかなり短気な人物でチームが負けていたりすると物を投げて壁に穴を開けてしまったりとかなり乱暴になってしまうそうで、実際のビリーも試合は観ずに筋トレしたりオフィスに籠ったりしていたそうです。

映画内でもロッカールームでモノを投げるシーンが出ていましたね。

 

ビリーがオファーを断った理由

映画でも描かれていましたが、契約金の高さに惑わされプロになった時のことがトラウマとなっており、レッドソックスからの高額のオファーも金に人生を左右されたくないという思いからオファーを断っています。

ビリーは大学に行かずにプロになったことをずっと後悔していたんですね。

この描写は映画内でもはっきりと描かれています。

 

用語解説

  • サイバーメトリックス

野球で選手を評価するとき打率(どれだけボールを打てたか)が重要のように思えますが、打率よりも出塁率(どれだけ塁に出るか)を重要視します。

野球はアウトを取られない限り試合が終わらないため確実に点を取るために出塁率を重要視する。

野球詳しい方間違ってたら教えてください(汗)

 

  • 与四球

この言葉もよく劇中に登場しますが、投手が打者に対してボールを4球投げ出塁を許すことを言います。フォアボールと言ったりしますね。

自チームでは出塁率を重要視しますが、敵チームに出塁を許してしまうのは点を取られてしまう危険があるため、与四球が少ない投手が好まれます。

 

アスレチックスが所属するア・リーグとはアメリカン・リーグのことで、アメリカにはもう一つリーグがありそれはナショナル・リーグナ・リーグ)といいます。

日本にセ・リーグパ・リーグあるようにアメリカにもア・リーグナ・リーグと2つあります。

ア・リーグにはヤンキースレッドソックスマリナーズなど野球に興味のない人でもしている知っている球団が多いように思います。

 

 

 

 

 

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ブレット・トレイン レビュー 解説考察 レディバグに込められた意味

公開紹介する新作映画は主演ブラッド・ピット、監督はデッドプール2のデビット・リーチ、原作は伊坂幸太郎の「マリアビートル」そして、舞台は日本の東海道新幹線という日本が舞台の映画ということで以前から大変注目していた作品です。

早速劇場で観てまいりましたので以下レビューです。

 

 

 

 

【映画】ブレット・トレイン

ブレっとトレイン

2022年製作/126分/R15+/日本
原題:Bullet Train
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


www.youtube.com

 

あらすじ

世界一運の悪い殺し屋レディバグが請けたミッション、それは東京発の超高速列車“ゆかり号”でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。簡単な仕事のはずが、次から次へと“ゆかり号”に乗ってくる殺し屋たち。彼らに狙われ、降りたくても、降りられない! 最悪な状況の中、列車はレディバグと殺し屋たちを乗せたまま終着点・京都へと走る… やがて明らかになる乗り合わせた10人の過去と因縁。そして京都で待ち受ける世界最大の犯罪組織のボス=ホワイト・デス! 思いもよらない展開が連続するミステリー・アクション!

https://www.bullettrain-movie.jp/

 

 

スタッフ・キャスト

監督:デビッド・リーチ

製作:ケリー・マコーミック

   デビッド・リーチ

   アントワン・フークア
製作総指揮:ブレント・オコナー

      カット・サミック

      寺田悠馬

      三枝亮介

 

出演:ブラッド・ピット

   ジョーイ・キング

   アンドリュー・小路

   アーロン・テイラー=ジョンソン

   ブライアン・タイリー・ヘンリー

   ザジー・ビーツ

   マシ・オカ

   マイケル・シャノン

   ローガン・ラーマン

   真田広之

   福原かれん

 

 

 

ブレット・トレイン レビュー ぜひ劇場で観てほしい快速アクション!

さっそく「ブレット・トレイン」なのですが・・・

 

予告編を観てから期待していた通り最高の出来でした!

 

年を感じさせないブラッドピットのアクションは流石ですね。

御年58歳とのことで真田広之は61歳と映画内では結構な年齢差のように感じてしまうほど若々しかったですね。

まさかあの小道具が今最後まで登場するのかと、運命というのか因果というのか作品のテーマにもつながる細かな演出がとても楽しく、その小ネタの多さは1度見ただけではすべてを追えないほど膨大で2度目を観に行きたくなりました。

 

デッドプール2やワイルドスピードスパーコンボのデビットリーチ監督のアクションは安定しており小道具の使い方や狭い空間でのどう戦うかというシチュエーションをうまく利用したアクションは見ものです。

 

10人の殺し屋が登場するのですが、それぞれの人物像をしっかり描いている点もよかったですね。

回想シーンも新幹線のようにスピーディーで物語を足止めすることなくよかったです。

特にミカンとレモンのコンビは殺伐とした雰囲気の中にちょっと笑える癒しキャラでレモンがトーマス好きというのは原作にもあるそうですが、トーマスのエピソードは結構重要なのでよく見ておいた方がいいですよ。

ブレットトレインパンフ



新幹線と人生

新幹線は始点から終点まで一直線に走る乗り物です。そんな新幹線は言えば人生や時間のように後戻りすることのできない事のメタファーのように感じます。

レディバグ(天道虫)というコードネームをもらったブラピは何かにつけてツイてない男なのですが、その運の悪さの原因は自分にあると考えており、そんな自分を変えたいと思っています。

そんな男がこの物語の中でどんな運命を辿っていくのかぜひ劇場で観てほしいですね。

 

日本描写をトンデモだと思うかが作品を楽しめるかの分岐点

トンデモ日本描写といえば映画「ブラック・レイン」を思い浮かべますが、日本描写がズレていていまいち物語に集中できないというようなことがあります。

ただしブラックレインは滅茶苦茶面白くて大好きな映画ですよ

 

中にはこんなネオンギラギラな日本があるかというような意見もあるようですが、この作品にはその意見は的外れなのではないかと思います。

 

第一このご時世日本がどういう国でどういう街並みなのかなんてGoogleマップを観れば一発で分かりますし、映画スタッフやキャストの中でも日本に来たことのある人も大勢いるでしょう。

つまり言いたいのはあえてこのような日本描写になっているということ。

そして、こうせざる負えなかったのでしょう。

 

なぜ正確な日本描写にしないのか?

ではなぜ正確な日本描写にしなかったのでしょうか?

考えるに、リアルな新幹線や駅の描写はこれだけ多くの血を流す作品だとテロを連想させてしまうからでしょう。

原作小説の作者あとがきには「架空の列車を走る、現実とは異なる世界の話と思ってもらえれば」と書かれています。現実の事件やテロに結び付けられるのを懸念した言葉です。

言ってしまえばファンタジーの世界に無理やりしているというのが答えなのではないでしょうか

第一こんなにドンパチしているのに警察が最後まで登場しないのはおかしいですから(笑)

 

たびたび登場する日本製品がいい

ソニー・ピクチャーズエンタテインメントなのでスマホがエクスペリアなのはお約束ですがたびたび登場する日本製品にちゃんとスタッフたちが日本のことを調べて作っているなという印象を受けます。

誇張された世界観ですがスタッフは駅、看板、お菓子、新聞、キオスクなどカルチャーアドバイザーと検討した結果が出ています。

 

グリーンピースのスナックおつまみや歌舞伎揚げのパッケージ。マルスウィスキーの岩井など、実際にある商品がそのまま出ているのはファンタジーな世界観ながら現実味を与えるいいエッセンスになっていました。

木村を介抱するブラピが使うキッチンペーパーがダイソーで売っているキッチンペーパーだったのがツボでした(笑)

 

 

なぜレディバグなのか考察

レディバグとはテントウムシの英名で、そもそもテントウムシは漢字で書くと天道虫です。

天道虫は上に登っていく習性がありそのさまがお天道様に向かっていくように見えることからそう呼ばれました。

そして英名のレディバグですが、レディとは一説ではマリア様を表しているのではないかと言われています。

 

ここから本題。ブラピの依頼人の名前はマリアでした。

ブラピのレディバグに込められた意味は幸運(ブリーフケース)をマリアに運ぶという願掛けだったのではないでしょうか?

 

お天道様とは天照大神(マリア)のことでそこに登っていくのがブラピなのです。

 

テントウムシが肩に止まると幸運が訪れると言いますが、ブラピが関わった登場人物がどうなっていくのかも注目して観てほしいですね。

 

ちなみに映画に登場するテントウムシナナホシテントウで日本全国に分布する種です。

 

 

日本人アーティストの楽曲一覧

様々な楽曲が作中に使用されているのですが日本人アーティストの楽曲も多く使われています。

 

 

サタデーナイトフィーバーのステインアライブは女王蜂のアヴちゃんでとてもカッコよかったですね。

奥田民生のキルミープリティも作中にマッチしていました。

エンディングで流れるヒーローはダンスバージョンでこちらもカッコよく「スクールウォーズ」世代の方はツボっているのではないでしょうか。

 

 

ホワイトウォッシングの論議

原作小説では主人公たちは日本人であり白人が主人公を演じるのはホワイトウォッシングなのではないかという批判があるそうです。

そりゃ日本人俳優がこの役を演じていたらうれしいですがやはり世界を視野に入れた興行のことを考えると難しい事なのでしょう。

これは前回の記事の「ジ・オファー」にも通ずる内容ですが、今後この動きが活発化してハリウッドでも日本人俳優は主演の映画が作られるのを期待したいですね。

 

個人的にはブラピ好きなので大満足です。

 

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ここまでお読みいただきありがとうございます。

「ブレット・トレイン」おススメのアクション大作になっています。

日本を舞台にあそこまでド派手なアクションをかませるのはやはりハリウッド映画ですね。

また、製作人の中に寺田悠馬と三枝亮介と日本人の名前があります。

この二人は株式会社CBTの設立者で主に作家のエージェント業などを行っており伊坂幸太郎の原作「マリアビートル」をハリウッドに売り込んだそうです。

上からの物言いみたいですが、なかなかいい仕事しましたよね。

All You Need Is Kill」のように日本原作の映画が今後ハリウッドでたくさん作られるきっかけになればうれしいですね。

 

 

伊坂幸太郎の原作本

 

デビットリーチではワイルドスピードスパーコンボが好きです。

ワイルドスピードを観ていない人、車好きじゃない人も楽しめるアクション映画です。

 

 

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【おすすめドラマ】ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男 レビュー【実話】

今回は映画ではなく映画を作った人たちのお話ということで、

「The Offer ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」のレビューとなります。

 

これは是非映画「ゴッド・ファザー」が好きな人はもちろん映画好きに観てほしい作品となっています。

その理由を語っていきたいと思います!

 

 

 

 

 

The Offer ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男

ジ・オファー

2022年|アメリ

全10話|U-NEXT独占


www.youtube.com

 

あらすじ

映画製作の夢を抱え、パラマウント・ピクチャーズに入社したラディは、凄腕プロデューサーのロバートから、マフィア一家の男の半生を描いたベストセラー小説「ゴッドファーザー」の映画化を任される。しかし、低予算でヒット映画を作れというスタジオからの無茶振りと、脚本の内容にこだわる監督たちの意志の間で製作は難航。さらに、映画製作に反対する実在のNYマフィア集団から狙われるハメに。無事に映画は作られるのか…?

『ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男』日本初上陸!U-NEXTにて見放題で独占配信!

 

 

スタッフ・キャスト

監督:デクスター・フレッチャ

脚本:マイケル・トルキン

   ニッキー・トスカーノ

 

アルバート・ラディ ー マイルズ・テラー
ロバート・エヴァンス ー マシュー・グード
フランシス・フォード・コッポラ ー ダン・フォグラー
チャールズ・ブルードーン - バーン・ゴーマン
バリー・ラピダス ー コリン・ハンクス
ジョー・コロンボ ー ジョヴァンニ・リビシ
ベティ・マッカート ー ジュノー・テンプル

 

 

 

「The Offer ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」レビュー

不朽の名作である映画「ゴッドファーザー」の製作には様々なハードルがあったということをこのドラマを観て初めて知りました。

かなり有名な逸話とかもあるそうですが、時代というかとてもパワフルな男たちの働きぶりにこちらも元気が出てくるようなそんなパワーを感じました。

 

主人公はアルバート・ラディというキャリアも少ないプロデューサーで、演じるのは「トップガン・マーヴェリック」ルースター役で知られるマイルズ・テラーです。

 

映画の製作-プロデューサーってどんな仕事?

 

映画を観ていると監督や脚本家がどんな仕事をしているのかはわかると思います。

ですがスタッフロールに出てくる製作や製作総指揮などプロデューサーと呼ばれる人たちが一体どんな役割なのかいまいちピンときませんでした。

 

ですがこのドラマを観ればプロデューサーの大事さが身に染みてわかります。

 

いわばプロデューサーとは映画会社と監督の橋渡しのような存在で、

 

なるべくコストをかけたくない、興行収入第一と考える映画会社と、

作家性が強く思い描いた通りで撮影したい監督との間にいる存在なのです。

 

例えば、無名の舞台俳優だったアルパチーノをマイケル役にしたいというコッポラに対してパラマウントや親会社であるガルフ&ウエスタンはもっと有名な役者を使えと対立が起きます。

そこでプロデューサーであるアルバートが活躍します。

親会社にもアルパチーノの出演を認めさせて無事、我々が知っているゴッドファーザーが完成したのです。

 

やはりゴッドファーザーが成功したのはプロデューサーのアルバートが妥協しなかったということがよくわかります。

 

そんな彼の口癖は「俺に任せろ」で、

何の根拠もなく言う時の方が多いのですがこれがまたカッコいいのです。

 

問題を解決していく様はぜひサラリーマンとして働く人たちに勇気を与えてくれます。

 

 

「全裸監督」「北陸代理戦争」張りにアンダーグラウンド

映画製作の裏側を描いたドラマといえばネットフリックスの全裸監督があります。

AVの帝王村西とおるの半生を描いた作品で、非合法なことやらヤクザやら綱渡りでAVを撮り続ける様はジャンルは違えどこの「ジ・オファー」と似ているようにも感じてしまいます。

 

ゴッドファーザー」の誕生の裏側にはジョー・コロンボという実在のマフィアの存在が大きく関わっています。

 

当時イタリア系アメリカ人であるマフィアの方たちは小説のゴッドファーザーを激しく批判していました。

自分たちのことを映画にすることで世間的にも自分たちへの風当たりが強くなるのを恐れてでした。

 

ですが、ジョー・コロンボアルバートと手を組み制作に協力するのでした。

もちろん金儲けが手を組んだ理由なのですが

ゴッドファーザーはマフィアの映画ではなく家族の映画だというアルバートの熱い思いが伝わり友情さえ芽生える関係になりました。

 

作中内でその関係をよく思わない敵対組織にジョーコロンボを襲撃され危篤状態になるのですが、

映画「北陸代理戦争」のモデル川内弘を思い出させるエピソードです。

 

ヤクザやアウトローが登場することで映画やドラマはとてもスリリングな内容になるのですが、この3作品に登場するヤクザ・マフィアは本物というのがすごく面白いところですよね。

 

 

ゴッドファーザーを観ていない人でも楽しめる?

結論から言いますとゴッドファーザーを観ていない人でも十分に楽しむことができます。

ですがやはりゴッドファーザーを観てからドラマを観たほうが倍楽しめるのは間違いないでしょう。

既存ファンへのサービスシーンも多かったり、撮影現場でのシーンでは役者の演技風景は見せずにそれを見えいる製作者たちを写したりと、「ここは実際のゴッドファーザーのあのシーンを思い出してください」みたいなシーンもあったりするのでお時間によっゆうのある方はゴッドファーザーから視聴をおススメします。

 

 

V型デザインのポスター

最後に小ネタを一つ。

記事上のポスターのデザインをよく覚えてからドラマを観てください。

ゴッドファーザーのポスターをどうするか議論するシーンがあるのですがそこに登場するデザイン案でV型デザインが出てきます。

実際に採用されたポスターは皆さんご存じだと思いますが、

こんなところにもパラマウントの小ネタが仕組まれていました。

 

 

「The Offer ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」が観れるのはU-NEXTだけ

ジ・オファーを配信しているのは現在U-NEXTだけです。

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10話なので十分に無料期間内に視聴可能です。

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先ずは偉大な一作目を

 

 作中にも登場したロバート・エヴァンスの自伝を映画化したもの

 

アルバート・ラディはゴッドファーザーpart2には関わらずこの映画を作りました。 

 

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映画「マネー・ショート華麗なる大逆転」レビュー・解説考察 金融知識がなくても見てほいた方がいい一作

昨今の金融状況はかなり悲観的な状況でもうじき世界経済はリセッション(景気後退)を迎えるのではないかといわれています。

「リセッションってなんだよ」という方もいらっしゃるかもしれませんが、2022年現在米国のグーグル検索では「リセッション」の検索件数が過去最高水準に到達したくらいメジャーで注目されている事柄なのです。投資に疎い日本人には聞きなれない言葉ですが我々日本人の生活にも影響してくる重要なことなので知っていてそんなないはずです。

 

今回紹介する映画はリーマンショックの真実を描いた映画「マネー・ショート華麗なる大逆転」です。

 

マネーショート

 

 

 

映画「マネー・ショート華麗なる大逆転」


www.youtube.com

2015年製作/130分/G/アメリ
原題:The Big Short
配給:東和ピクチャーズ

 

あらすじ

05年、ニューヨーク。金融トレーダーのマイケルは、住宅ローンを含む金融商品債務不履行に陥る危険性を銀行家や政府に訴えるが、全く相手にされない。そこで「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引でウォール街を出し抜く計画を立てる。そして08年、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れる。

マネー・ショート 華麗なる大逆転 : 作品情報 - 映画.com

 

スタッフ・キャスト

監督:アダム・マッケイ

製作:ブラッド・ピット

   デデ・ガードナー

   ジェレミー・クライナー

   アーノン・ミルチャン

原作:マイケル・ルイス

 

出演者:クリスチャン・ベール

    スティーヴ・カレル

    ライアン・ゴズリング

    ブラッド・ピット

 

 

 

映画「マネー・ショート華麗なる大逆転」レビュー・用語解説考察

2年前からのパンデミックから先行き不透明な経済状況に不安を感じた大勢の方がNISAや積み立てNISA、株を始めた人が増えました。

金融庁の調査によると特に20代の証券口座開設の増加率は2020年3月末から6月までの3カ月で19.2%と高い伸びでした。

そんなか自身も積み立てNISAを始めた一人で、今後の世界経済はより興味のあるトピックのひとつです。

 

とは言え、リーマンショックにつながるサブプライムローンの危険性に気づき市場に対して逆張りをする投資家たちの姿を描いた本作は難しくとっつきにくい映画だと思うでしょうが、そんな心配は無用でまずは観てほしい一作でした。

 

先入観抜きでまずは観てほしい

 

監督のアダム・マッケイは主にコメディー映画をよく撮られる方で、代表作にウィル・フェレル主演の「俺たちニュースキャスター」があげられます。コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のライターを務めていたそうです。

なので本作もドキュメンタリー調ではあるのですが用語解説に物語に全然関係のない著名人が説明したりとわかりやすい作りになっています。

カードのブラックジャックジェンガで例えるなどサブプライムの危うさは十分に理解できます。イメージがつかめれば問題なく楽しめます。

 

 

難しい用語はカモフラージュ?

 

映画でも語られることですがウォール街は難しい専門用語を使うことでことを複雑に、難解にして消費者を惑わせている節があるそうです。

確かに、利益を独占したければ仕組みが分かる人にしか分からないようにしておくのが手っ取り早いですよね。

 

この映画では難しい専門用語に惑わされないでというメッセージも込められていると思いました。

そんな専門用語をわかりやすくたとえ話で解説してくれるのでイメージがつかめれば十分ですし、事の重大さが身にしみてわかるのです。

 

副題の大逆転はとはいいがたいラスト

 

サブプライムローンの穴をつきリーマンショックを乗り切った投資家たちですが、そのラストはあまりにも苦い結末となっています。

多額の利益を出すことができた裏には、家を失い、職を失い、負債を背負った一般消費者たちがいました。手放しで喜ぶことのできないですし、当時日本経済も大打撃を受けました。

そのくせ原因を作った銀行や投資機関は国の補助を受け逮捕者は1名だけという結末でした。

 

日本でも高校生の金融教育スタート

 

日本でも高校から金融教育が始まりました。

これから将来この国がどうなるかわからないから自分たちでなんとかできるように今から勉強しときなさいよって事のようにも思えるのですが、

やはりゲスな奴らに騙されないように個人個人が知識をもって対応していかないといけないということでしょう。

 

そんななか本作は金融に対して興味を持つきっかけになりえる映画でそういったことに興味のない方にも一度は見ておいてほしい作品です。

 

 

マイケル・バーリ氏が警告

www.bloomberg.co.jp

ブルームバーグの記事ですが、クリスチャン・ベールが演じたヘビメタ好きのマイケル・バーリが意味深なツイートをしました。

今現在のSP500の株価指数も映画の中で語られていたように虚構のものなのでしょうか?

いずれにせよ備えが必要ですね。

 

 

マイケル・バーリが次に注目している投資対象は「水」だ。

 

映画の最後にマイケルが選んだ次の投資先は「水資源」だということが語られます。

水資源が豊富な日本は諸外国から注目されています。水道民営化などの課題もあり他人ごとではない問題です。

外資本に水源が買われているなんてことが現実起きています。

国益を守るためにも今のうちに知っておかないと大変なことになってしまうかもしれません。

 

これだけは知っておきたい用語集

空売りとは…株価が下落したときに儲けを出す投資方法。

サブプライムローン信用度が低い層に向けたローン     

モーゲージ債…債務者の住宅ローンの債権(支払い)を金融商品化したもの

CDOサブプライム債権やモーゲージ債を含んだ証券

CDSマイケルが開発した金融商品CDOが暴落したときの保険。

 

CDOのなかにはサブプライム層の債権が含まれており、信用度の低い低所得者たちがローンを支払えなくなり破綻したといった感じでしょうか?

 

 

 

 

 

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