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映画「JUNK HEAD」レビュー ストップモーションアニメの記念碑的作品

JUNK HEAD

今回はSFストップモーションアニメ「JUNK HEAD」です。

堀貴秀監督が撮影、パペットの作成、編集、VFX、音楽とすべて一から手作りした魂のこもった作品でした。

すべて独学でここまで作り上げたクリエーター魂に感服いたしました。

ぜひ劇場で見てほしい作品です。

junkhead

 

 ストップモーションアニメならこちらもおすすめです。

will-oishiiseikatsu.hatenablog.com

 

 

www.youtube.com

こんな方におススメです

ディストピアスチームパンクな世界観が好きな方

・工場、廃墟フェチの方

ストップモーションアニメ好きの方

JUNK HEADのあらすじ

環境破壊が止まらず、もはや地上は住めないほど汚染された。人類は地下開発を目指し、その労働力として人工生命体マリガンを創造する。ところが、自我に目覚めたマリガンが人類に反乱、地下を乗っ取ってしまう。それから1600年──遺伝子操作により永遠と言える命を得た人類は、その代償として生殖能力を失った。そんな人類に新種のウイルスが襲いかかり、人口の30%が失われる。絶滅の危機に瀕した人類は、独自に進化していたマリガンの調査を開始。政府が募集した地下調査員に、生徒が激減したダンス講師の“主人公”が名乗りを上げる。地下へと潜入し、〈死〉と隣り合わせになることで命を実感した主人公は、マリガンたちと協力して人類再生の道を探る。今、広大な地下世界の迷宮で、クセ者ぞろいのマリガンとの奇想天外な冒険が始まる!

映画『JUNK HEAD』 公式サイト

JUNK HEADスタッフ・キャスト

監督:堀 貴秀

原案:堀 貴秀

キャラクターデザイン:堀 貴秀

編集:堀 貴秀

声優:堀 貴秀

 

JUNK HEADレビュー

上映館数が限られるなか、地元のミニシアターで上映されるとの事で早速劇場で観てきました。

この映画、宇多丸師匠もラジオで仰ってましたが、数年後または続編が出たときに劇場でリアルタイムで見れた事を自慢できるような作品でした。

 

・堀貴秀という創造主

マリガンたちに神と崇められる主人公のように、複雑で独特の世界観を創り上げた堀貴秀さんはもはや創造の神と言ってもいいのではないかというほど緻密で洗練された世界観に心を鷲掴みにされました。

 

地下都市の様子はコンクリートの汚れた壁に天井には蛍光灯ではなく電球が灯り、配管や電線が張り巡らされている通路や

錆びたトタン屋根のバラックなど、背景だけでもう永遠と見ていられる世界観で、この味わいはCGではなくミニチュアの実写だからこそのリアリティでストップモーションアニメのいいところを100%引き出せています。

 

どこまでも広大に広がる地下都市の規模感もとてもいいです。

迷路のように続く通路や天高く続く階段など限られたセットの中でものすごく広い世界を構築しています。横と広がりのみならず縦の広がりが強調され主人公たちがとてもちっぽけな存在に見え、この冒険はどこまで続くのだろうと、果てしない旅を感じさせる地下世界でした。

 

 主人公の人間やマリガンたちが日本語を話さないというのも面白いです。

日本語だとどうしても演技力の面でキャラクターの演じ分けが難しいとのことで、独自の言語をしゃべらせたとのことですが、異世界感がさらに増していいです。

ところどころ日本語でも意味が通じるような会話があり遊び心が随所に見られます。

 

 

・マリガン≒哺乳類

不死を得た人類は引き換えに生殖機能を失い、ウイルスによる人口減少を引き留めるために独自の進化を遂げるマリガンの生態系を調査するのですが、

地下世界は弱肉強食の食うか食われるかの世界で、スチームパンクな世界観がインパクト強すぎて気づきにくいですがまさしく我々が住む地球の生態系です。

弱い生物は強い生物に食べられ、食べたものは糞となり排出される。もちろん怪我をすれば赤い血が流れます。

なかなかグロテスクな見た目ですがマリガンたちは人間そのものです。

いずれ迎えるシンギュラリティに対してのアンチテーゼなのではないでしょうか?

 

・パンフレットは買ったほうがいい

各地でパンフレットが売り切れとのことですが、パンフレットは買えるなら買っておいて損はない出来です。

細かい設定資料から制作の裏側まで54ページのボリューム大です。

作品をより深く知るためというのもありますが、やはり早く続編が見たいので少しでも製作費の足しになればという思いで買うのもいいのではないでしょうか?

もちろん買って損はないので。

 

 

 日本の映画界を盛り上げるために応援したいですね。

 

GAGAオンラインストアでも購入可能です。買い逃した方はぜひ

store.gaga.co.jp

 

 

堀監督が影響を受けた作品です。