映画 YAMAKASI ヤマカシ レビュー ネタバレ【こまけぇこたぁいいんだよ。これがリュックベッソンだ!】
YAMAKASI(ヤマカシ)
今回は、実際のパルクール集団「Yamakasi」を題材にした映画ヤマカシです。
ビルを命綱なしでよじ登ったり、飛び越えたりと「アサシンクリード」さながらのフランスを舞台にしたアクション映画です。
パリ在住の元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏もおすすめしておりました。
ヤマカシはこんな人にオススメです
・パルクールに興味のある方
・フランスの街並みを楽しみたい方
・リュックベッソン好きの方
ヤマカシのあらすじ
自分の身一つでビルをよじ登り、屋上から屋上へと飛び回る7人の若者グループ「ヤマカシ」。彼らは子供や若者たちのヒーローとしてリスペクトされていたが、大人たちからは危険な集団だとして白眼視されていた。そんなある日、心臓疾患がある少年・ジャメルが彼らの真似をしようとし、誤って高所から転落してしまう。責任を感じたヤマカシはジャメルを見舞うが、彼の命を救うには24時間以内に緊急手術を行わなければならないという診断結果を告げられた。しかし病院の理事長は「手術費として40万フランを揃えない限り、絶対に手術は行わない」と言い張る。そこでヤマカシは、理事長をはじめとする病院の上層部関係者から金を盗み出すことにする。当初はうまく計画を進めていたが、彼らを目の敵にする警察の包囲網は徐々に狭まっていく。果たして、ヤマカシは24時間以内に費用を集めることが出来るのか?
ヤマカシのスタッフ・キャスト
監督: アリエル・ゼトゥン
脚本: リュック・ベッソン
出演:チョウ・ベル・ディン
ウィリアムズ・ベル
マリク・ディウフ
ヤン・ノウトゥラ
ギレイン・ヌグバ・ボイェケ
シャルル・ペリエール
ロラン・ピエモンテージ
マエル・カモウン
ブリュノ・フランデル
アメル・ディアメル
ナッシム・ファイド
パスカル・レジェ
ヤマカシ感想
ヤマカシとは強靭な人間や強靭な精神という意味のリンガラ語で、パルクールの目的は精神的、肉体的、道徳的に強くなることです。
子供の命を救うために、病院上層部のメンバーの家から金品を盗み手術費を賄うことを計画します。
ヤマカシのメンバーはロビンフッドのように華麗に家に侵入し完璧なチームワークで治療費を集めることに成功するのですが、やっていることは完全に泥棒で、ロビンフッドとは聞こえがいいですが間違いなく犯罪です。
第一、ヤマカシの真似をしたがために事故が起きてますし、がパルクールの目的の道徳的に強くなるということに反しています。
ですが、これはリュックベッソン脚本です。細かいことは抜きにしてパルクールの凄さ、迫力を楽しむための映画です。治療費集めは様々な状況でパルクールするための脚本上の都合でしかありません。
ある豪邸に忍び込んだ時、シェパードの番犬と鉢合わせになり、家じゅう逃げるシーンがとても凝っています。
2足歩行で手を使い飛び回るヤマカシと4足歩行で移動する犬の対比がとても面白いです。
高低差を利用したパルクールがとても生かされていて、これを撮りたかったから泥棒の話にしたんじゃないかと思うほどです。
かなり大胆なというか大雑把なストーリーですが、パルクールのアクションをふんだんに楽しめる良作でした。
YAMAKASI出演の映画です