映画「SING2/シング:ネクストステージ」レビュー

はじめに

今回は3月18日公開の「SING/シング:ネクストステージ」を鑑賞してまいりました。

前作が2017年3月17日公開ということで5年の時を経ての公開なのですが、シング2の物語も前作から5年後の世界が舞台となっています。

 

感想はというと、

 

最高のエンターテイメントをありがとう!

 

大人も楽しめる最高の作品でした。

以下、レビューです。

 

映画「SING/シング:ネクストステージ」

シングネクストステージ

 

 


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「シング:ネクストステージ」のあらすじ

歌のオーディションを開催し、取り壊し寸前の劇場を見事に復活させたニュー・ムーン劇場の支配人バスター・ムーン。だが、彼の夢はそれで終わらない。次に目指したのは、エンターテインメントの聖地“レッドショア・シティ”での公演だった!
バスターは仲間たちを引き連れてショービズ界の超大物、ジミー・クリスタルのところへオーディションに行き、斬新なアイデアと持ち前のハッタリで超一流劇場であるクリスタル・タワー劇場での公演の契約を取り付ける!でも、その契約には15年間、人前から姿を消している伝説のロック歌手・クレイ・キャロウェイをキャストに迎えるという条件があった。
地元の小劇場を飛び出し、途方もなく大きな舞台に立つチャンスを手にしたバスターたち。
それは、数々の困難のはじまりだった――。いま、ネクストステージに挑む彼らの、笑いと感動の物語が始まる!

ABOUT THE MOVIE|映画『SING/シング:ネクストステージ』公式サイト

 

「シング:ネクストステージ」のスタッフ・キャスト

監督・脚本は前作に引き続き、ガース・ジェニングスが担当

 

支配人のバスター・ムーン役は「ダラス・バイヤーズクラブ」「インターステラー」のマシュー・マコノヒー日本語吹き替えは内村光良

ミーナ役はトリー・ケリー。日本語吹き替えはMISIA

アッシュ役はスカーレットヨハンソン。日本語吹き替えは長澤まさみ

 

そのほかにも豪華キャストが目白押しの本作です。

詳細はこちら↓

sing-movie.jp

 

個人的に注目していたのは、

クレイ・キャロウェイ役のU2ボノ、日本語吹き替え稲葉浩志

さあ、どんな演技を見せてくれるのでしょうか?

 

 

will-oishiiseikatsu.hatenablog.com

 

「SINGシング:ネクストステージ」レビュー

今回、吹き替え版を鑑賞したのですが、前作同様素晴らしい声優陣の演技でした!

普通、タレント・芸人など声優が本業じゃない方が声をあてている場合ってどうもしっくりこなかったり、はっきり言って下手だななんてことがよくあると思うんですが、

 

SING2は全員上手いです!

 

前作に引き続きバスター役のウッチャンは言わずもがなですが、本作初登場のポーシャ役のアイナ・ジ・エンドもなかなかのハマリ役でした。

 

そして、キャロウェイ役の稲葉浩志もよかったですね。

キャロウェイ自体は中盤から登場するのですが、その声が聴けるのは物語後半部分から。

この焦らし感はU2のボノの声を楽しみにしている英語圏の方々も同じ感覚だったのではないでしょうか?

ボノの声をあてるとしたら日本のロックシンガーの中であればB’zの稲葉浩志で間違いないなかったなと思わせる納得感がありました。

「I Still Haven’t Found What I’m Looking For」の


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PVのラスベガスは映画の舞台であるレッドショア・シティのモデルですね。

 

 

 

SING2のテーマは・・・

 

今回のSING2、前作が一歩踏み出す挑戦の物語でしたが、今作はさらに高みを目指す覚悟の物語でした。

大舞台に立つためにハッタリをかますダーティーな部分はビルゲイツが何も完成していないソフトウェアを企業に契約させた逸話によく似ていますよね。

一歩間違えば犯罪ですが、高い目標を掲げそれに向かって邁進するバスターたちは観ていてとても応援したくなります。

ですが、何事もスムーズに事が進むわけではなく様々な困難が立ちはだかります。

心が折れそうになってもショーを成功させるという強い意志はコロナショックで打撃を受けた映画製作者たちの心情を代弁しているのではないかと思いました。

 

 

舞台裏を物語にする理由・・・

 

言っても子供向けである3Dアニメーション作品なのですがエンターテイメントの舞台裏が映される本作だから大人も楽しめるのだと思います。

そして、子供向けの作品でありながら製作者側の視点を映画にしたというのは、ユーチューバーやティックトッカーなど一般人が気軽に発信できる現代社会だからこそではないでしょうか?

また、エンターテイメントがスマホの登場でより身近になった社会で、倍速で映画を視聴したり、アルバムを飛ばして聴いたりとより消耗品として消化されていくエンタメですが、「その舞台裏はこんなにも大変なんだぞ」というメッセージにも感じました。

 

 

総評

 

歌うま声優陣で固めた本作は大人も子供も楽しめる最高のエンターテイメント作品でした。

今回は吹き替え字幕で作品の中にどっぷり浸からせてもらいましたが、次は字幕で見たいなと思います。

是非劇場でウォッチしてみてください!

 

 

 

最後に・・・

 

 

前作「SING」を観なくても楽しめる?

前作をまだ見ていない方が気になるのは、前作を観たほうがいいのかどうかだと思いますが

本作は前作を観ていなくても楽しめるので観ていなくても問題ありません!

 

ですが、もちろん前作を観ていたほうがより楽しめるのは間違いありません。

終盤に出てくるあの方たちなど、知っていたほうがより楽しめる前作に引き続き登場するキャラクターがいるからです。

 

時間に余裕のある方はぜひ復讐して観に行っては?

 

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