今回紹介する映画はダニエル・ラドクリフ主演の「ガンズ・アキンボ」です。
映画館で予告を観て面白そうだけどスルーしていた一作でしたが、もっと早く見ておけばよかったと思える楽しい作品でした。
ちなみにアキンボとは二丁拳銃の意味で、
上のポスターにあるダニエルの立ち姿のように西部劇で仁王立ちして二丁拳銃で構える姿を指します。
「ガンズ・アキンボ」
2019年製作/98分/R15+/イギリス・ドイツ・ニュージーランド合作
原題:Guns Akimbo
配給:ポニーキャニオン
あらすじ
ゲーム会社でプログラマーとして働くマイルズは、ネットの掲示板やコメント欄に過激な書き込みをして鬱憤を晴らしていた。ある日、マイルズは本物の殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」に攻撃的な書き込みを繰り返し、サイトを運営する闇組織のボスを怒らせてしまう。組織に襲撃され気を失ったマイルズが目を覚ますと、両手にボルトで拳銃が固定されていた。さらに元恋人も人質にとられたマイルズは、「スキズム」で最強の殺し屋ニックスに24時間以内に勝てば解放すると言い渡される。
スタッフ・キャスト
監督:ジェイソン・レイ・ハウデン
出演:ダニエル・ラドクリフ
サマラ・ウィービング
ナターシャ・リュー・ボルディッゾ
ネッド・デネヒー
「ガンズ・アキンボ」レビュー
両手にボルトで銃を固定されてしまった男の悲劇を描いた本作。主演はハリーポッターシリーズでお馴染みのダニエル・ラドクリフが演じています。ハリーポッターのイメージが強すぎる彼ですが、演技の幅を広げるために、彼のキャリア的にも重要かつ必要な作品となっているのではないでしょうか。
ダニエル演じる主人公マイルズはいわゆる「ネット弁慶」で、日ごろのストレスをネットの書き込みで発散しています。彼は彼なりの正義感をもって本物の殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」のファンたちと言い合いをするのですが、恨みを買ってしまったマイルズは運営にIPアドレスを抜かれ特定されてしまいます。
これが彼の悲劇の始まりでした。
主催者である顔面タトゥーのいかにもヤバそうな男リクターとその仲間たちが自宅に押し入り、拉致、そして、両手に銃を固定され強制的に「スキズム」に参加させられます。
対戦する相手はサマラ・ウィービング演じるニックス。銃の腕も運転も一流の殺し屋で映画冒頭でポンティアックを運転しながらの銃撃シーンはとてもカッコよく一気に作品に引き込まれました。
作品のテーマ
物語は非常に簡潔で「ネットの世界に閉じこもってないで現実を見ろ!そして、行動しろ!」そんな内容でした。
そんなSNS全盛期の現在対して風刺的なメッセージをコミカルに描いています。
FPS好きなゲーマーにおススメしたい
特にFPSゲームが好きな方はかなりハマれる映画なんじゃないでしょうか?
ところどころFPS(一人称)視点でのカメラワークが見られガンアクションや血しぶきの表現などもとてもゲーム的です。
コカインを摂取してライフ回復するような描写もユニークで笑えます。
ちなみにマイルズは「DOOM」や「バトルフィールド」が好きみたいです。
最後に
銃を両手に固定されてしまったばかりにズボンが履けなかったりドアを開けれないなど日常生活でも不便さも面白いのですが、ネットでしか本音を言えなかったマイルズが現実世界でも本音で行動できるようになっていく様が本作の最大の面白さとなっています。
98分と見やすい時間でテンポもよく、何を見ようか迷っているならこの映画おすすめですよ。
個人的にはリクターの手下で犬のマスクをかぶっている男の素顔が見れたらもっとよかったですね。
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