今回の映画は「フロッグ」です。
これはぜひネタバレなしで見てほしい作品なのでまずは視聴してからこの記事を読むことをおススメします。
上のポスターのように不気味なお面が怖くてホラーっぽそうだから観ていないなら今すぐ見たほうがいいです。ホラー的な雰囲気ですが伏線回収が気持ちいミステリーとなっています。
予測できない結末のミステリーを見たいならこの映画おススメです。
上映時間も98分とコンパクトなので時間をそこまでとてないときにもいいでね。
映画「フロッグ」
2019年製作/98分/イギリス
原題:I See You
配給:クロックワークス
あらすじ
ある街で、10歳と9歳の少年が相次いで失踪した。事件現場には、かつて世間を騒がせた連続少年誘拐殺人事件と同じ緑色のナイフが残されていたが、当時の犯人は既に逮捕されており捜査は難航する。一方、事件を担当するハーパー刑事の自宅で不可解な現象が続発。やがてハーパー刑事の息子コナーのもとに奇妙なメッセージが届き、事態は予想外の方向へと展開していく。
スタッフ・キャスト
監督:アダム・ランドール
製作:マット・ワルデック
脚本:デボン・グレイ
出演:ヘレン・ハント
ジョン・テニー
ジュダ・ルイス
リーベ・バラール
映画「フロッグ」レビュー・解説(ネタバレ含み)
アマプラの見放題に配信が来ていたため2度目の視聴となりましたが、結末を知っていても楽しめる作品でした。
自然に囲まれた閑静な住宅街からオープニングは始まります。
自転車に乗った少年が森の中を走りますが、何者かによって仕掛けられたピアノ線に引っ掛かり吹っ飛ばされてしまいます。
もうこの辺の始まりからホラーです。
初見の時は超常現象が起きたかのような演出で、初めから45分間はほぼホラー映画のような作りになっています。
急にテレビが付いたり、銀食器が消えたり、一人息子なのに娘を見たと言われたり
不穏な空気が続きます。
さらに、奥さんの不倫が原因で家族仲も最悪の状態というのがとても見ていて居心地が悪いのです。
この緊張感が種明かしによって一気に吹き飛ぶ感覚はどんでん返し系ミステリーの楽しさですし、それが十分に味わえる作品となっています。
98分というコンパクトな上映時間の中で伏線もきっちり回収されるのもいいですね。長けりゃいいってものでもない。
家族愛や大層なテーマに収束せず最後までミステリー、サスペンスに徹底していたのがよかったのだと思います。
フロッグとは
フロッグ、フロッキングとは他人の家に忍び込み隠れて生活をすることを言います。カエルのように次々と家を転々と移動する様からそういわれているそうです。
ゲストルームがあるような大きな家が多いアメリカならではのように思えますが、日本でもこのような事件はあるそうです。
一軒家に住んでいる方は屋根裏部屋を確認してみてはいかがでしょうか・・・
映画ラストの意味は?
フロッグ初心者のアレックは実は15年前の続少年誘拐殺人事件の被害者でした。
彼がハーパー家に忍び込んだのも、家族に悪戯しだしたのもすべては復讐のためだったといことが明かされます。
緑色のナイフとヨッシーのPEZがクローズアップされていました。
復讐のために忍び込んだと考えると家族写真を切り抜いたり、放尿したりした行動の動機が分かりますね。
ゾッとするラストでしたね。
豆知識~あのアリバイ工作は無意味~
グレッグがミンディを射殺した後アリバイ工作(衛藤防衛主張)のためミンディが撃ってきたように見せかけるためリボルバーをわざと壁に撃ち込みます。
しかし、銃を撃つと手には鉛や火薬などの残留物が残るため検視すればミンディが発砲していないことが分かってしまいます。
警官だから何でも操作可能だからの行動だったのかどうかはわかりませんがね。
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